DT200WRの印象

国内のオフロードシーンに大きな影響を与えたDT200WRは、オフロード性能追求されたモトクロッサーYZがベースである事はよく知られています。エンデューロの本場アメリカ向けに登場したWR200Rとほぼ同じ構成なので、当然ですが、シート高895mmは高く感じます。

DT200WRに乗った際に、一般のマシンと違和感があるのは、バッテリーレスの為キーをONにした時何の反応もない事でしょうか?

キックのストロークが短く軽い感じで、クラッチも軽い。おまけにDT200WRのエンジンは簡単にかかりすぎですね。DT200WRのエンジンは、バランサーが良い仕事をするようで、高回転域でも振動がありません。フケが良い割りに、静かな排気音です。パワーの出方がスムーズな為、いつの間にか吹け切ってしまいますね。

感覚的にはDT200WRは、スローな感じでスピードが乗ります。ですからインパクトが弱い印象はありますね。

DT200WRというバイク

DT200WRは、モトクロスの頂点であり、ライダー達の情熱の塊と言われます。ヤマハのレーシングスピリッツの結晶であるDT200WRは、最強のオフロード性能を追い求め、モトクロスのみならずUSエンデューロの世界にも進出しています。

YZ250WRがそうですが、圧倒的なパフォーマンスで、オフの覇者YZというイメージを確立しました。 世界モデルUS/WR200Rの国内モデルこそが"DT200WR"です。YZベースでほぼ兄弟車の状態で公道を走る事ができるのは、ある意味夢を実現した満足感を味わえると言えるでしょう。

公道を走るエンデューロマシンであるDT200WRは、オフを知るライダーに愛され尽くした、マシンでしょう。WR450Fにオーリンズ社と共同開発した油圧前輪駆動システムが特徴的で、前後二輪を駆動するモデルがインパクトあって良いです。

2Tracシステムはエンジンパワーの20%程度で前輪を駆動すると言われ、またエンジンからは独立しており比較的簡単に取り外す事が出来る。DT200WRというバイクは魅力溢れるマシンでしょうね。

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DT200WRの魅力

DT200WRの魅力と言えば

1.スタイルの良さ
2.大柄に見えるが取り回しが楽で軽い。
3.良く回るエンジン。低速時トルクが良い。振動が少ない。
4.フレーム剛性が高く、コーナーが楽
5.バッテリーレスでメンテナンスフリー

DT200WRの気になる点は

1.キックスタートに難点
2.シート高(895mm)は停止時等に不安アリ
3.整備に注意が必要です。

DT200WRの客観的な良い悪い点ですが、実際は関係ありません。更に言えばテクニックも関係なくDT200WRの魅力は見て走れば十分味わえて満足するでしょうね。これが魅力とも言えます。

DT200WRは、本来モトクロスコースが主です。オフロードでの楽しさに加えオンロードでDT200WRが楽しいと感じさせてくれるセッティングが人気の裾野を広げています。邪道と言われる方も多いと思われますがDT200WRの魅力は多い程良いでしょう。

個人的な感覚でDT200WRの走りの魅力は、サスが良いという印象を持っています。ミスしてもバイクがカバーしてくれて、安全に攻撃的な走りを実践できます。いろんな意味で素晴らしいですね。

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